ヒノキのやさしいかたさ |
木綿のように、やさしい木肌のヒノキ材。 温かみがあり、なめらかで気持ちの良い手ざわりから、 「傷がつきやすいのではないの?」 なんて言われることがありますが、 日常使用では、まったくもって問題ありません。 一般的に、家具用木材は「針葉樹」と「広葉樹」に 大きく分けられます。 針葉樹ーーーーーー桧・杉・椹・パインなど 広葉樹ーーーーーー楢・桜・栗・ウォールナットなど 「針葉樹」と「広葉樹」、 葉の形や木肌の色などの違いがありますが、 その大きな違いは木質であって、 木としての細胞構成が異なります。 細胞密度差による、木材中の空気含有量が 性格を大きく分けてしまっているのです。 確かに「針葉樹」は「広葉樹」より硬くはないですが、 それゆえメリットもあります。 また、針葉樹の中でも「ヒノキ」は 油分を多く含んでいるという事で、 さらなる「優れモノ」なのです。 ・汚れが浸透しづらく衛生的で、 メンテナンスが思いのほか簡単。 ・高級お風呂に使用されるほど水に強いので、 安心して水拭きができる。 ・日常で発生する小さな傷や凹みは、 水拭き程度で復元していってしまう。 ・夏はほど良い涼しさを、冬はほど良い温もりを 与えてくれる、やさしい触感。 子供たちが、机に「ほおずり」をしたくなるのは、 この「ほど良い硬さ」の性格ゆえのもの。 子供たちが、元気に家中を駆け回っても、 安心・安全な「ほど良い硬さ」のヒノキ家具。 きっと、やさしい木肌は家族を暖かく見守り、 子供たちの優しい感性を育んでくれるはずです。 |